2024/4/5
ここ数年で急激な成長を見せているドバイ不動産市場ですが、2024年、またその後はどう変化していくのでしょうか?
業界での予測を見てみましょう。
ドバイの不動産市場は2024年も上昇傾向を続け、第一四半期には1000億ディルハムを超える売上を30,000件以上の取引で達成し、その勢いは年間を通じて継続する見込みです。
2024年の最初の2か月間で、住宅価格は前年同期比30.91%増の720億ディルハムを記録し、取引数も22,900件と26.6%の増加を見せました。
業界関係者は、ドバイの不動産市場が世界的な経済状況の中で適応性と回復力を保持していると評価しています。政府の政策やインフラ開発によって、市場は引き続き投資家にとって魅力的であり、特にエマールやナキールなどの開発者による注目の新規プロジェクトやオフプラン物件への強い需要が見られます。
不動産系テック企業であるRealisteは、2024年にドバイの不動産市場が約15%成長すると予測しています。ビジネスベイやパームジュメイラなどの特定地域では価格が大幅に上昇することが予想されます。
不動産コンサルティングのCushman & Wakefield Coreは、ドバイの人口が2023年に100,240人増加し、2040年までに580万人に達すると予測しており、これにより住宅需要が高まっています。また、私立学校への入学者数が12%増加していることから、若い家族からの需要が増加しています。
不動産市場の基調は、価格、賃貸料、プロジェクト立ち上げの上昇を示していますが、市場の縮小はまだ見られません。
価格の急激な上昇は2024年には鈍化するものの、市場は持続可能なレベルで成長を続けると予想されます。また、不動産市場は国際的なセカンドホーム購入者にとって魅力的であり、ドバイの住宅市場は今後も強固な需要に支えられ、堅調なパフォーマンスを見せると予想されます。
参考記事:
Dubai Real Estate Demand Persists
https://www.khaleejtimes.com/business-technology-review/dubai-real-estate-demand-persists